「読んでもらえれば、すごくいい本なんです」という愚
こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。
今回は、おもしろい文章の入り口ともいえる「タイトル」についてです。
PITのいる出版業界でよくささやかれること。
「この本、読んでもらえれば、内容はすごくいいんですよ」
そうなんです。
ヨ・ン・デ・モ・ラ・エ・レ・バ。
なんです!
そもそも、本にして出版しようってくらいなんだから、内容は良くて当たり前じゃん!
そう突っ込まれたあなた。
大正解!
その通りです。
でも、PITの業界では、売れなかったこと、もしくは売れないであろうことの免罪符として、この言葉を使うんですよ!
じゃあ、読んでもらうにはどうすればいいか。
そのための手段の一つが、読みたくなるようなタイトルを付ける、なんです。
(ほかには、広告を打つとか、まあそれはそれでいろいろありますが)
つまり、タイトルとは、文章を読んでもらうための「入口」。
その入り口を狭くしたり、まったく見当違いの方向に開いても、人は入ってきません。
だから、よく考えないといけないんです!
では、広い入り口として機能するタイトルの付け方とは?
・オリジナリティがある
・極端である
・わかりやすい
・本を読んだ後、読者がどうなるか、どう変われるかが書かれている
・「え?」と思う
・すぐに覚えられる
パッと出てくるのは、このあたり。
書いてるブログや記事の内容や種類にもよるので、個別で考えないといけないのですが、上記のを外していなければ、それほど間違うことはないでしょう。
あとは、その時代時代の人々に突き刺さるワードを入れるのもあり。
たとえば、少し前からビジネス書で取り入れられがちなワードでいうと、
・最速(このブログにも入ってますね)
・一流
などなど
このあたりも鑑みてタイトルを出してみれば、突き刺さるタイトルを思いついて、そのタイトルにつられてあなたのブログを訪れる読者も増えますよ!