現役書籍編集者が伝える! 最速でおもしろい文章を書くコツ

現役書籍編集者のPITが、文章力を最速で劇的にアップさせる方法を伝授します!

1行でも書かなかったら、その日はお風呂に入らない

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。


書いてますか?
書いて書いて書きまくってますか?

「お前だって、そんなに書いてないじゃねえか!」

そんな声が聞こえてきます。
ええ、ええ、これでもなるべく毎日書いてるんですよ。

でも、別にあなたが書こうが書かなかろうが、PITには知ったこっちゃないのが正直なところ。

とはいえ、せっかくこういうブログをやっている以上、やはりあなたには書いてほしい。
書くことで救われてほしい。報われてほしい。
それがPITの幸せだったりもするんですよ。

なので、今回は、どうすれば書けるのかを、具体的にお伝えします!

これで、「ひたすら書くだけっす」なんて教えたら、怒られますよね・・・。
一応、ひとつの真実なのではありますが。

PITから伝授する方法はこれ。

「1行でも書かなかったら、その日はお風呂に入らない」

今なら「シャワーをあびない」でもいいでしょう。
たったこれだけで、誰でも書けるようになるのです!

まあ、だまされたと思ってやってみてくださいな。

ただし、必ず守ってくださいよ。

みんなお風呂、シャワーは大好きでしょ。
夜または朝、入らないなんてありえないでしょ。

そんな好きなことを、書かなければできない、そんな大きな縛りを自分自身に設ければ、誰だって書けますよ。

毎日原稿用紙10枚書け、なんて言いません。
1行でいいんですよ。

じつはこの1行というのが意味があって、やってみればわかりますが、1行じゃ止まらないんです。
あ、もちろん止まっても全然いいんですが。

筆が進むとか、筆が止まらないなんてよく言いますが、まさにその感覚を、たった1行書くだけで味わえるんです。

まあ、だまされたと思ってやってみてくださいな!!

だめだったら、言ってきてください。
まあ、だれも言ってこないと思いますが。

なぜなら、絶対に書けるから。

まあ、だまされたと思ってやってみてくださいな!!!

 

「思う」は極力使ってはいけない

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。

「思う」を極力使わない。

今回のブログで言いたいことは、これだけです。

なぜ「思う」を使わない方がいいのか。

(以下、パターンA)

なぜならば、「思う」を使うことによって、文章の力が途端に弱くなってしまう。

そもそも、あなたが文章を書こうと決めたのは、大勢に伝えたいことがあるから。

それなのに、「~~だと私は思います」なんて語尾ばかりだと、本当に伝えたいことがあるのか?

それは正しいのか? なんていうふうに、読者はきっと見抜いてしまう。

はっきり言って、そんな文章なら、書かないほうがいい。

読者はあなたの独り言を聞きたいわけではない。

誰も言っていない新しい意見や、世の中に流布しているのと逆の意見を、あなたは大勢に伝えたいのでしょう。

それである以上、もっと自信をもつべきです。

もちろん、自信をもって世の中に広める以上、その言説を補強する証拠などをきちんと調べたりして、誰が何を言ってきても負けないようにしておく必要はありますが。

(以上、パターンA)

*******

(以下、パターンB)

なぜならば、「思う」を使うことによって、文章の力が途端に弱くなってしまうと思うからです。
そもそも、あなたが文章を書こうと決めたのは、大勢に伝えたいことがあるから。
それなのに、「~~だと私は思います」なんて語尾ばかりだと、本当に伝えたいことがあるのか?
それは正しいのか? なんていうふうに、読者はきっと見抜いてしまうと思います。

はっきり言って、そんな文章なら、書かないほうがいいと僕は思います

読者はあなたの独り言を聞きたいわけではないのではないでしょうか。

誰も言っていない新しい意見や、世の中に流布しているのと逆の意見を、あなたは大勢に伝えたいのだと思います。

それである以上、もっと自信をもつべきだと、僕は思います。
もちろん、自信をもって世の中に広める以上、その言説を補強する証拠などをきちんと調べたりして、誰が何を言ってきても負けないようにしておく必要はあると思いますが。

(以上、パターンB)


いかがでしたか?

ちょっと極端でしたが、「思う」を使うことによって読者が受ける印象の違いを感じてもらえたはずです。

「思う」を使わないことによって、書くことに不安が増すでしょう。

それでいいんです!

この続きはまた!

 

本を書きたい人たちの集いに行ってきました!!

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。

先日、本を書きたい、出版したい人たちの集いに出席しました。

いやあ、みなさんのモチベーションは凄かった!

それぞれの分野で、ある程度の結果を出している人たちばかり。

そんな人たちが、自分の持っているノウハウや秘伝を公開するのだから、その本がおもしろくならないはずがない……。

はずなんですが、はっきり言って、どの企画もつまらない。

ふ・つ・う!

とくにビジネス書に多いんですが、誰かがやっているような、どこかで聞いたことのあるようなノウハウばかり。

「二次会に行くな」「朝は早起きしろ」「todoリストをつくれ」などなど。
そんなだれでも言えることを書いて、「自分のノウハウを大勢に知ってほしいんです」なんて言っちゃったり。

まあまあ、だいたいそんなもんですよね。
こういう「出版したい人の集い」で出る企画は、玉石混交、ほとんど石なんですよね。
めちゃめちゃえらそうですいません・・・。

もし、ビジネス書を出版したい人がいたら、よく考えてほしいのですが、ノウハウ自体ははっきり言ってなんでもいいんです。
大事なのは、読んだ人をそのままにせず、「行動させること」

これだけ。

そのためにどうすればいいのか、考えまくってそこに注力してください。

おもしろいビジネス書とおもしろくないビジネス書の大きな違いは、そこにあるんです。

そして、おもしろい文章とおもしろくない文章の違いも、同じようなもの。
読者を行動させられるかどうか。

ようするに、読者を変えることができるかできないか。

そこです。

「自分の文章を読んだら、走りたくなる」
「このブログを読めば、料理が美味しくなる」
「この本を読めば、見える世界が一変する」

あなたも、おもしろい文章に出会ったとき、きっと何かが「変わった」でしょう。

そうやって、読者を変えて、行動に促せたりできれば、勝ちといえるでしょう。

そのためにどうすればいいか?

それは、このブログを読み続ければいいんです!
……うまく宣伝してみました!

 

簡単に、だれでも、あっという間に、 文章を分かりやすくする、魔法の方法

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。

 

今回は、簡単に、だれでも、あっという間に、

文章を分かりやすくする、魔法の方法を書きます。

 

「ということ」「していること」など「~こと」を意識して減らすだけ。

 

これによって、あなたの文章は劇的にわかりやすくなるんです。

 

以下は、ある記事から適当に引っ張ってきた文章です。

怒られたくないので、ばれないよう少しいじりました。

 

・時間を相当奪われていたということになりかねません

 

・言われることがあります

 

・自分自身を律することができない人は、

 

・雑談ばかりで終わってしまうこともあります

 

・仕事が進行しないということもあるでしょう

 

・いいアイディアが生まれてくることもあります

 

たった1つの記事、2分で読める量のなかに「こと」が6つありました。

なぜ、「こと」がこれだけ多いのか。

気づいている方もいるでしょうが、「こと」はどれもほかの言葉に言い換えられます。

それを考えるのが面倒だから、みな、「こと」という安易な言葉に逃げてしまうのです。

 

また、「こと」周辺の文を大幅に削ることも可能です。

下記は「こと」を変えた一例です。
文章の繋がりによって、成立しない場合もありますので、あくまで例だと思ってください。

 

・時間を相当奪われていたということになりかねません
→時間を相当奪われていたという事態になりかねません

 

・言われることがあります
→しばしば言われます

 

・自分自身を律することができない人は、
→自分自身を律せられない人は、

 

・雑談ばかりで終わってしまうこともあります
→雑談ばかりで終わってしまう日もあります

 

・仕事が進行しないということもあるでしょう
→仕事が進行しない場合もあるでしょう

 

・いいアイディアが生まれてくることもあります
→いいアイディアが生まれてきたりもします

 

何度も繰り返すとだんだん鼻につく「こと」。
PITもしょっちゅう入れてしまうのですが。

この点に気を付けるだけで、文章の読みやすさが格段に変わってきます。
気を付けて文章を書いてください。

「読んでもらえれば、すごくいい本なんです」という愚

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。

今回は、おもしろい文章の入り口ともいえる「タイトル」についてです。

PITのいる出版業界でよくささやかれること。

「この本、読んでもらえれば、内容はすごくいいんですよ」

そうなんです。

ヨ・ン・デ・モ・ラ・エ・レ・バ。

なんです!

そもそも、本にして出版しようってくらいなんだから、内容は良くて当たり前じゃん!

そう突っ込まれたあなた。
大正解!
その通りです。

でも、PITの業界では、売れなかったこと、もしくは売れないであろうことの免罪符として、この言葉を使うんですよ!

じゃあ、読んでもらうにはどうすればいいか。

そのための手段の一つが、読みたくなるようなタイトルを付ける、なんです。
(ほかには、広告を打つとか、まあそれはそれでいろいろありますが)

つまり、タイトルとは、文章を読んでもらうための「入口」。
その入り口を狭くしたり、まったく見当違いの方向に開いても、人は入ってきません。

だから、よく考えないといけないんです!

では、広い入り口として機能するタイトルの付け方とは?

・オリジナリティがある
・極端である
・わかりやすい
・本を読んだ後、読者がどうなるか、どう変われるかが書かれている
・「え?」と思う
・すぐに覚えられる

パッと出てくるのは、このあたり。

書いてるブログや記事の内容や種類にもよるので、個別で考えないといけないのですが、上記のを外していなければ、それほど間違うことはないでしょう。

あとは、その時代時代の人々に突き刺さるワードを入れるのもあり。
たとえば、少し前からビジネス書で取り入れられがちなワードでいうと、
・最速(このブログにも入ってますね)
・一流
などなど

このあたりも鑑みてタイトルを出してみれば、突き刺さるタイトルを思いついて、そのタイトルにつられてあなたのブログを訪れる読者も増えますよ!

文章は、独断と偏見で書きなさい!

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。

僕の独断と偏見で書きますが、

「文章とは、独断と偏見で書くもの」

です。

……わかりづらくてすいません。

ようするに、おもしろい文章は、そのどれもが、自分の意見を書いているもの。
自分の意見が入っていなくて、情報ばっかりとか、誰も否定しない普通のこととか、
そのような文章は、書く意味がありません。


「私は、メモをとるときは、このメーカーの赤ペンしか使いません。この書き味と、太さは、初めて使ったときに衝撃を受けました。ほかのペンを使っている人の気がしれません。人生半分損しています」

と、


「この赤ペンは太さ0.5ミリ。値段は100円。グリップ部分には持ちやすくするためのラバー付。発売から現在までに、20万本売れています」

では、どちらがおもしろいでしょうか。

どちらが届きますか?

きっとAのほうがおもしろいと感じたでしょう。
その意見に同意できるかはともかく。

「おいおい、そんなの簡単じゃねえかよ。自分が好きなものを『好き!』と書くだけだろ」

そう思っていても、いざ文章を書くとなると、

「ここまで書いたら、炎上するんじゃないのか」

「私は好きだけど、みんなが好きとは限らないし」

「反論されたら、きっと答えられないだろうなあ」

などと考えてしまうもの。

結果、普通のおもしろみのない文章になってしまう。

こう書きながらもPIT自身、

「お前のブログ自体がおもしろくないのに、なんで『おもしろい文章を書く方法』を教えられるんだよ」

なんて反論が来るのが怖くてたまりません。

けれど、「えいやっ!!!」と書いてしまう。

なぜか?

それは、自分が今までの経験で培ってきた文章術に自信があって、
この方法を学ぶことで、おもしろい文章が確実に書けるようになるから。

そう!
書く以上は、独断と偏見で書いていいんです。

熱をもって、自信たっぷりで書いていいんです。

それこそが、おもしろい文章を書くためのコツ!

な、の、で、す!

文章と恋愛は似ている!?

こんにちは。
現役書籍編集者のPITです。

恋愛と文章は似ている。

これが今回のテーマです。

実はPIT、かなりの恋愛トーク好き。
友だちや職場の人とはもちろん、著者とも結構、恋愛トークをしてしまいます。

もちろん、仕事の話もちゃんとするんですよ!
でも、恋愛話をすることで、お互いの距離がググッと近づくというか。

そういえば、合コンでも恋愛トークをよくしてました!
相手に前の恋人に関する質問をしてばかりなんですが、これのおかげか否か、連絡先を聞いても断られたり、二人きりで会うのを嫌がられたりはなかった……はず!

話がずれたので、PITの恋愛トークはまたの機会ということで。


さて、恋愛下手というか、いわゆるモテない人の特徴に、「相手によって自分を変えられない」があります。

モテない人に限って、

「俺は、自分を曲げてまで女子と付き合いたくねえ」

「あたしのことをありのまま、受け入れてほしいの」

とか言っちゃっいます。

あなたのまわりにも、絶対にそういう人がいますよね!

逆に、恋愛上手なモテる人は、「相手によって自分を変える」んです。

自分のことを「ありのまま」受け入れてくれるなんて、都合良すぎることを知っているんです。

そんな都合良い人は、ほとんどいないことを痛感しているんです。

これは、PITの知り合いのモテる男女を調査した結果から導き出したこと。

つまり、恋愛は、「相手によって変化させる必要があり、ありのままでは受け入れてもらいない」のです。

では、文章は?

「相手」を「読者」に置き換えて考えください。

文章も、「『読者』によって変化させる必要があり、ありのままでは読まれない」のです。

恋愛も、文章も、「ありのまま」自分の意見を好き勝手に書いていても、読者には届かない。


それをしっかりと頭に刻むのが、最速でおもしろい文章を書けるようになるコツなのです。